RSレーシングのブレーキは、フロントもリアも964ターボ用を使用している。
カレラ2のブレーキと比較して、もっとも違うのは、キャリパーやローターのサイズよりもサーボシステムである。
カレラ2のサーボが、一般的なエンジンの負圧を利用するタイプであるのに対し、RSとRSレーシングのサーボは、電気式で油圧ポンプを使い、油圧を上げるタイプである。
そのため、いつでも安定したサーボ効果が得られるだけでなく、ABSとのマッティングも最高である。
それに加え、ホースはステンレスメッシュ、パッドはパジットブルー(RS4−2)、フルードはモチュールDOT5.1に交換した。
初期の効きから後半まで、踏んだ分だけ効く、コントロールに優れた素晴らしいタッチと、強力なストッピングパワーを発揮してくれる。
実際、今まで経験したことのない素晴らしいブレーキタッチであり、感動すら覚える。
しかし、ブレーキを踏んだ時の、鳴きの凄さはネックだ。
踏んだ直後からキーと凄い音がする。
この効きとタッチを維持したいのなら、我慢するしかないだろう。
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フロントブレーキ
964RSもRSレーシングも、964ターボと同じローターとキャリパーが標準装備される。
パッドはパジットのブルーを使用している。
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リアブレーキ
ローターもキャリパーもRSと同じだ。
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ABSシステム
限りなくナチュラルな動きをするABSシステムは、当時としてはずば抜けた性能を発揮した。
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ブレーキポンプ
カレラ2はサーボ式、カレラ4とRS/Turboは、電気ポンプでブレーキをアシストしている。
これは、常に安定したブレーキの効きを保持させるためだ。
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アライメント ホイール/タイヤ |
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