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憧れだった964RSレーシング

メンテナンスはもちろん修理やチューニングを含め、試行錯誤を繰り返し、自分好みの仕様に仕上げていく過程を日記として紹介!

    ホイールレストア

2008年12月25日

一度は、ボディ同色に塗装した純正カップホイールだが、こちらもボディ同様、キズがひどくなってきたので、レストアに出していた。

ポルシェ純正ホイールは、本来ウレタン系の塗装がされているが、今回はそれより表面強度を出したかったため、粉体塗装にしてもらうことにした。

ウレタン塗装とは、一般的にはボディ等に使用される塗装で、2液型と呼ばれている。
これは液状のベース剤に硬化剤を混ぜて吹きつけ、60℃〜80℃で焼き付ける塗装方法である。
どんな色にでも調色でき、メタリックはもちろん、パールやラメも入れられるため、高級感を出すことができる。

一方、粉体塗装とは、粉状の塗料を吹きつけ、180℃前後で焼き付ける塗装法である。
粉体塗料自体が塗料というよりも樹脂に近いため、ウレタン塗装に比べ薄く塗装できる上に、非常に頑丈で傷付きにくく、耐久性耐候性に優れている。
ただ、調色ができないため、既存の色でしか塗装することが出来ない。

この粉体塗装を行うには、まずは元の塗装の剥離からである。
剥離溶剤を使って、ホイールの表面側面裏面の全てを綺麗に剥離していく。
4本共、パテ補修も腐食もなく予想していたよりも、良好なコンディションだった。

次に粉体塗装前の下地作り、ブラスト処理を行う。
これはガラスビーズ等の研磨剤を、圧縮空気によって金属表面に叩きつけ、表面の酸化物や異物を取り除く処理である。

その後、粉状の塗料を吹きつけ、釜に入れて180℃前後で焼き付けるのである。

焼き上がったホイールは、最後にクリアーを吹き付けて完成である。
ピカピカで仕上がりはほぼ完璧!

想像以上に綺麗に仕上がったので、非常に満足している。

このホイールには、新発売になったブリジストンのポテンザRE-11S TYPE RSを装着してみる予定だ。

まずは元の塗装の剥離からだ。
ほぼアルミ地の状態にする。

パテ修正も腐食もなく、予想していたよりも
良好なコンディションだった。

粉体塗装前の下地作り
ブラスト処理によって、表面の酸化物や異物を取り除く作業である。

粉体塗装前の下地作りが終わると、いよいよ粉状の塗料を吹きつける作業となる。

塗料の吹き付け
専用のガンにて、粉状の塗料を吹きつける。
使用する塗料はタイガードライラック製。

釜に入れて180℃前後で焼き付ける。
粉状の塗料が溶けて蒸着するので、塗料というよりも樹脂に近くなる。

焼き上がったホイールは、最後にクリアーを吹き付けて完成である。

裏面もピカピカで仕上がりはほぼ完璧!

塗幕を薄くできるため、エアバルブ左右のサイズ表示もくっきり浮き出している。

スポーク裏の表示もご覧の通りきっきり!

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