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一緒に走ったり、試乗させていただいた車や、プロデュースさせていただいた車を紹介

また長年走ってきた経験から、ムラポの持論も公開している

    73y CarreraRSR LOOK

2013年5月10日

今回、ある車をプロデュースさせていただいた。

実はこの車、以前にこのコーナーで紹介させていただいた87y 911カレラ3.2である。

その車がここまで進化したのである。

オーナーからの要望は、73y カレラRSRのデザインを基本に、迫力のある美しいボディに仕上げて欲しいとのことだった。

もちろん軽量化も含めて、いたるところにそのこだわりが隠れている。

こんな凄い車をプロデュースさせていただいたオーナーに感謝である。

フロントフェンダーを取外しFRP製のオーバーフェンダーを取り付ける。
ホイールハウジング内には、防音防錆のためのアンダーコートがびっしりと付いているので、それらを全て除去し、防錆処理してペイントする。
これだけでもかなりの軽量化だ。
その後、フェンダーを取り付けるのだが、何度も脱着して加工、微調整を繰り返し、ドア/フード/バンパーとのラインをきっちり合せるのが至難の業だ。

リアフェンダーは接合に使うミミ部分のみを残してカット!
このミミ部分にFRPフェンダーを被せる固定する。
もちろんフロントフェンダー同様に、何度も脱着して加工、微調整を繰り返し、ドア/フード/バンパーとのラインをきっちり合せる。

ルーフは、元々スライドルーフが付いていた車両だったため、当初は普通に埋めるだけの予定だったのだが、より完璧を求めるために全面をカットして、FRP樹脂を貼り付けることにした。
これってワンオフ作製なのだ!

室内はボディ同色にするかどうか迷ったのだが、オーナーの意向で、艶消しブラックにした。
結果、こちらの方が旧車ならではの雰囲気が出て、良い感じになった。

ドア以外全てFRP製になったのだが、どこから見てもFRPだとはわからなように仕上げるのがオーナーの希望だ。
そのため、何度もサフェーサーを吹き直し、丁寧な下地作りを行った。
その結果


ついに完成
どこから見てもFRPボディだとは思えない仕上がりである。
オーナーと作り手とのこだわりで生まれた、世界で一台のスペシャルカーである。
本当に美しい!
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Reference:netmania