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アルファロメオ初の量産ミッドシップスポーツとして誕生した4C
ポルシェやロータスとは違う世界を見たくてオーナーになってしまったが、その魅力を少しでも伝えられたらと思い、日記にすることにした!
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2020年11月5日
苦戦していたサスペンションのセッティングだが、何度も変更を繰り返した結果、ようやく納得のいく状態となったため、今回はそのセッティングの詳細とインプレッションである。
まずはフロント。
これまでオリジナルと同じ車高にすると、フェンダーアーチの位置が左よりも右の方が10mmも高くなってしまうため、スプリングシートの位置を左右で差をつけて、つじつまを合わせていた。
しかし、これがハードブレーキングした時にフロントが振られるの原因である可能性が高いと考え、今回は左右スプリングシートの位置を同じにして車高を下げ、左右フェンダーアーチの差がそれほど大きくならない位置があるのかを探してみることにした。
すると車高を下げれば下げるほど、その差が縮まっていくことが分かったのである。
そこで車高を下げ過ぎないように確認しながら調整した結果、左右フェンダーアーチの差を4mmにまでつめることができた。
このくらいの差であれば納得である。
次にリア。
左はオリジナルの時と同じくキャンバーが最も寝る方向へ、右は左と同じ数値になるように調整し、車高はオリジナルから左右共に4mmダウンに合わせることにした。
またリアの安定性を出すために、ホイールスペーサーを5mmから15mmに変更し、トレッドを20mm広げることにした。
その結果。
ここからは減衰力調整も行ったインプレッションになるが、今まで感じていた厄介な動きはかなり改善され、スピードコントロールを大幅にミスしなければスピンモードに入ることは無くなったのである。
減衰力の基準値はフロント/リア共にいっぱいに締め込んだところから8クリック戻しであるが、それではフロント/リア共に若干のゴツゴツ感があり、リアはタイヤの滑り出しが少し唐突である。
そこでフロント/リア共にそこから3クリック戻して(11クリック戻し)テストしてみた。
フロント/リア共にはっきりと分かるくらいゴツゴツ感がなくなったが、腰砕けっぽさが出てしまうことがあるため、そこから1クリック締めて(10クリック戻し)みた。
するとゴツゴツ感やバタつき感はなくなり、腰砕けするような動きも緩和され、路面の大き目な凸凹でも気にせずアクセルが踏めるようになった。
またフルブレーキ時に起きていたフロントが振られる症状はおさまり、コーナリング中や立ち上がり時にあったリアの急激な挙動変化もコントロールできるレベルになった。
実はナイトロンに交換しても、はっきとした効果を得ることができず、少しがっかりしていたのだが、それは全て私のセッティングミスによるものだったことが分かり反省している。
今回ようやくオリジナルサスペンションよりもナイトロンの方が高性能だと確信することができた。
この先、シムやスペーサーを装着してもっとキャンバーを付けることができれば、より速く走れる車になることは間違いないのだが、そこまで行くとキリがなくなるのと、アルファロメオがOKを出した4C本来のハンドリングではなくなってしまうような気がするので、まずはこの辺りで一旦落ち着きたいと思う。
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フロントの設定
車高(オリジナルから) 左 5mmダウン 右 11mmダウン
左右スプリングシート差なし
キャンバー 左− 0°54′′ 右− 0°54′
トータルトー OUT 0°08′
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リアの設定
車高(オリジナルから) 左 4mmダウン 右 4mmダウン
左右スプリングシート差なし ホイールスペーサー 5mm → 15mmに変更
キャンバー 左− 1°54′ 右− 1°54′
トータルトー IN 0°30′
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フロントとリアの車高バランスもなかなか良い感じに仕上がった。
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